台風で屋根に被害が出た！火災保険を使って直せるの？

台風被害で火災保険を利用できる条件

台風の雨と強風によって、屋根が飛ばされるなどの被害をもたらされることがあります。

こうした被害は広範囲に及び、しかも住宅に大きなダメージをもたらすために、できるだけ早く直すことが重要になってきます。

そこで、少なくとも費用の面でどんなサポートを受けられるかを知っておくと、助けになります。

自治体や政府からの支援とは別に、それぞれが加入している民間の火災保険でもこうした被害の補償がなされて、屋根の修理をする際に保険が下りることがあります。

いくつかの条件を満たすことで保険を利用できるのですが、その1つに、そもそも火災保険の中に風災補償が含まれているという点を挙げることができます。

一口に火災保険と言っても、その補償内容は商品や個々の契約条項によって違ってきますので、加入している保険が台風などによる強風の被害も対象としているかをチェックしましょう。

保険条項の中では、風災補償とか風災特約という名称で記載がなされていますので、保険証券にその特約が含まれていれば対象となります。

まずこの条件を満たすことが必須となり、もし契約に含まれていないのであれば、他の条件を満たしていても保険が適用されることはありません。

2つ目の条件としては、被害が発生してから3年以内に申請をしないといけないという点です。

保険においてもいわゆる時効というものが存在していて、たとえ対象となるようなことが起きても、加入者がそれを申請しなければ無効となってしまうのです。

基本的に火災保険は3年が期限となっていますので、すぐに自分が加入している保険の内容をチェックして、保険会社に連絡するようにしましょう。

ただし、非常に大きな被害をもたらした災害などの場合は、保険会社の側でこの期限を延長することもあります。

たとえ台風被害が起きてから3年が経っているとしても、確認のために保険会社に問い合わせするのも良いでしょう。

3つ目の条件としては、保険会社が定める一定の工事費用金額を超えているということです。

保険には免責金額というものがあって、被害額が小さい場合、保険会社は補償をしなくても良いということになっています。

会社や契約内容によっても違うのですが、火災保険の風災補償の場合は20万円がラインとなっていることが多いです。

そのため、屋根の修理費用として20万円以上の見積もり額が出ているのであれば、火災保険を使って費用を補填してもらうことができる可能性が高いです。

ちなみに、台風被害などで屋根の修理が必要な場合、ほとんどのケースで20万円以上の見積額となるはずです。

というのも、屋根の修理では足場を組む必要があり、それだけでも10万円以上はかかるからです。

それに加えて建材費や人件費などを考えると、軽く20万円を超えることになりますので、この3つ目の条件はほぼ自動的にクリアできると思って問題ありません。

台風などで屋根に被害が出たら、まず加入している火災保険の内容を確認して、風災補償が含まれているかをチェックします。

含まれているようであれば、すぐに保険会社に連絡して、台風の被害があったことを伝え、どんな被害だったのなどを伝えた上で、申請に必要な書類を送ってもらいます。

その後、屋根修理にかかる費用を出すために、建設会社に現地で点検と見積もりを出してもらいます。

その際には、火災保険を使って修理をしたいと伝えておけば、チェックに必要な項目をカバーしてくれるので安心です。

被害箇所を指摘すると共に、その部分の写真を撮影し、修理にかかる費用見積もりを出してくれますので、それを受け取って保険会社に送付します。

見積もりと一緒に、先に受け取っている申請書も送ります。

すると、保険会社が調査員を派遣して、確かに被害を受けていて修理が必要であること、見積書に提示されている工事内容や費用が妥当な範囲にあるかを見ます。

このチェックで問題がなければ、保険契約内容に応じて保険金が支払われることになります。

基本的には、工事を実際に済ませなくても保険金は支払われることになり、通常は1週間から2週間程度で振り込みがなされます。

ただし、広い範囲で災害が起こっていて申請者が多いときなどは時間がかかってしまうことがありますので、できるだけ早く申請を始めることが肝心です。

湘南塗創では、こうした被害に遭われた方のサポートをするために、火災保険を適用した屋根工事に対応しています。

見積もりを出す際にも申請に必要な書類をしっかりと作成していますので、スムーズに保険適用ができるように手伝ってもらえます。

また、丁寧に被害箇所を点検し、適切な工事をすることで、安心してその後の生活を送ることができるでしょう。

気軽にこうした点についても問い合わせて、スムーズにメンテナンスができるように、サポートしてもらいましょう。